のじゃロリ&ロリババァ vol.3感想 |
のじゃロリ&ロリババァ vol.3が発売したよ! (21)‐のじゃロリ&ロリババァ‐第3弾。カバーイラスト岡田コウ。可愛さだけがロリババァじゃないんです!? vol.3は、前作と比べ約1.5倍のページ数に増量。しかも、しっかりとロリババァ分が増量されているというのが嬉しいところ。 そのため、vol.3にしてようやく、のじゃロリ&ロリババァ作品の密度が”それ以外”の作品を凌駕し、名実共にのじゃロリ&ロリババァと成り得たと言えるでしょう。 そんなvol.3の掲載作品に関して、今までに掲載された作品も登場人物が出揃い動き出したという事もあり、さらさらっとvol.1と同じく気に入った作品のレビュー的なものを。 相変わらずネタバレを含める感じでレッツラゴー。 「捨猫神社」 vol.1、vol.2と、安定したクオリティで描かれるロリババァ作品。 一貫して神という存在に対する畏れと、神という存在からの慈しみを綺麗に描いており、 現代における神と人との距離を考えさせられる面白い作品となっている。 また、ロリババァに対してそのギャップを引き出す常人がいないせいで、ロリババァとしての魅力を引き出せていない…… と感じていた不満に対し、可愛らしい大家さんが現れたことで、一気に舞台が整った感がある。 今回はまだ、肝心のロリババァとの絡みは少なかったが、次回重要な立ち位置となるような終わり方をしており、期待大。 「魔女さんの日常」 vol.2にてお休みしていた魔女さんの日常がvol.3で掲載。 vol.1で描写された設定が好みであったため、続きが楽しめるのは嬉しい。 ……のだが、vol.1でアパートの管理人として紹介された魔女さんが、住人の事をまったく把握していないのは、かなり残念。 ”普段は妹さんとほぼ対等である”というロリ部分が全面的に押し出されているため、それを ”アパートの管理人である”という、住人を見守る役割で婆性を補う事で、バランスの良いロリババァたり得ていると考えていたため、 その重要な婆性がキチンと描かれなかった事で、大分評価が下がってしまった。 しかしながら、今回新たに登場したキャラクターは、魔女さんに対して”魔女である”という評価が一番上に来ており、 魔女さんに対する評価・認識が登場人物によって全員異なる。という部分は面白いと感じる。 素材としては良いものが揃っているため、次回こそはと期待。 「あかねさす」 ロリババァではなく人外ロリ作品。 兄妹の関係性、正体等謎に包まれている部分が多く、大変雰囲気が良い。 特に、妹さんの、人外ロリとしての底知れなさが綺麗に描かれており、ロリババァ作品では無いものの、個人的に気になる作品となっている。 「マゴに恋する5秒前」 ロリババァ作品として完成されすぎており、このまま好きにやってくれとしか言いようのないロリババァ作品。 今回は、vol.2でチラッと映った部屋通りに個性的な幼馴染が本格投入された。 幼馴染の……自分が門外漢故、ミリオタなのか、軍史オタなのか判断がつきかねるが、ロリババァと話が合う泥棒猫認定された幼馴染という立ち位置が、 幼馴染の個性も引き出しつつ、ロリババァの魅力を引き立てる役に立っているという描き方が素晴らしい。 次回以降も勿論期待。 「混沌の魔女」 vol.3からの新作。「守り魔女」という存在が特徴的な中世ファンタジー風味な世界で描かれるロリババァ作品。 独りで森に住む魔女へ力を借りに来た少女と、同じ「守り魔女」という立場で、そのまま年老いた魔女が同作品に存在しているため、 少女と比べても小さな外見であり、「守り魔女」の中でも別格の力を持ち合わせている。と言ったロリババァらしいギャップが作品の中で簡潔に描かれているのが素晴らしい。 それでいて、うっかりが多いドジっ娘であり、それを弁えて力を振るうと言ったロリ性、婆性がこれでもかと言うぐらいに短い作品内でつめ込まれており、丁寧、かつ繊細なロリババァ作品と言ったところか。次回も期待! 「ただいま、もみじ荘」 更にvol.3からの新作。ロリババァの管理人にあれこれ世話を焼かれちゃう作品。 何はともあれロリババァの笑顔が素敵であり、読んでて元気が出ちゃう系の作品。 幼い外見に関しては「ないしょ。」と語るコマが、少しのタメを伴った上に、見開きで大きく用意されているため、物語の中核に据えたいのかもしれない、と期待出来る。 家族に対して良い感情を持っていない立花少年が、ロリババァにべたべたされながらあの笑顔で見守られ続けながら、今後はどうなっていくのか期待。 「替え玉ヴァンパイア AノコはQ血鬼」 女装子と力を失った吸血鬼のお話。ロリババァ作品か、のじゃロリ作品かは現状判断つかず。 あの作品内での吸血鬼という種族と、小さくなってしまった吸血鬼がその種族の中でどういった立ち位置である(あった)のか、という所が重要であるため、今後の展開次第でどう化けるか見ものである。 ライバルであった吸血鬼が馬鹿にしにくる。だとちょっと期待外れだが、お姉様・ご主人様と崇拝していた他の吸血鬼がおいたわしゅうございます。と現れてくれればベネ。 一話みた限りの感想としては、素直に”このコンビは結構面白そう”だと感じたため、良いロリババァ作品であればなおよし。と期待。 |